2017年の流行語大賞となった忖度!パワハラとは裏返しなのでは?

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忖度(そんたく)。

最近、誰もが耳にしたことのある言葉です。

2017年の流行語大賞にもなりました。

森友問題の騒ぎにより、忖度は悪い意味で使われているように見えますが、本来、忖度という言葉自体に悪い意味はありません。

今回は、この「忖度」という言葉について、少し振り返って見たいと思います。

忖度は空気を読むこと

忖度の本来の意味は「他人の気持ちを推しはかること」です。

他人に配慮する、おもてなしの意味合いが強いと思われます。

一時期、KY(空気読めない)という言葉が流行りましたよね。

「KYなやつ」と言われれば「空気の読めない、できないやつ」となってしまいます。

そこで、普通は、「KYなやつ」にならないように、空気を読む努力をします。

・上司のビールが空になる前に注ぐ
・上司の邪魔にならないように、電話をすぐにとる
・言われなくても、会議の議事録をとる

小さいことのように見えますが、これらは、上司への配慮になりますので、広義の意味で、忖度になるでしょう。

ようは、忖度とは、上司に配慮して、空気を読むことに他なりません。

パワハラとは?

パワハラ。

パワーハラスメントの略語です。

これも、最近、世間を賑わせている言葉のひとつです。

ハラスメントとは、嫌がらせという意味があります。

パワハラは、上司からの圧力という意味で使われていますが、パワハラを受ける人が、精神的苦痛を感じるかどうかの問題でもあるので、直接的にどなりつけるケースだけではなく、無言の圧力や空気のようなものも、広義の意味でのパワハラに含まれることになります。

「上司が何も言わずに定時後にウロウロ見て回るので、退社しにくい」

このような何気ない行為も、感じ取る側から見れば、パワハラに含まれることでしょう。

忖度とパワハラは裏返し?

上司が無言で圧力を与え続けていた場合、部下はKYなやつになりたくないので、忖度することもあるでしょう。

上司が圧力を与えていなくても、部下が忖度するケースもあるでしょう。

つまり、忖度は、部下が自分で判断した(推しはかった)上で、上司への配慮を、勝手に行動に移すことですので、上司からすると、制御不能なものなのです。(上司からすると「俺は何も命令していない」「知らん」と言いたい気持ちも理解できます。)

この忖度が、合法的なものであり、上司も喜ぶことであれば、何も問題はありません。

しかし、忖度が、非合法なものであると、これは問題ですし、上司にも、そのように仕向けた責任があります。

森友問題の例で言えば、官僚が忖度した公文書の改ざんはもちろん重大な罪です。

しかし、総理夫人が無意識のうちに、”総理の夫人だ”というプレッシャーを官僚に与えてしまったことも、道義的責任を免れることはないでしょう。

官僚の忖度が問題だとすると、官僚の人事をコントロールする内閣人事局がその忖度を生み出していたとも言えます。

これは、官僚の忖度が官邸に向くように、内閣が仕向けたとも言えかえることができます。

いわゆるお友達人事です。

森友問題の本質は、忖度という善良な言葉を隠れ蓑にした、広義の意味のパワハラなのかもしれません。

パワハラは、上司などのパワーをもっている人が、部下などのパワーを持っていない人に対して、パワーを見せつけた嫌がらせのことを言います。

不幸にも財務省は、人が亡くなっています。

森友問題を「忖度」というキーワードで片付けるのではなく、「パワハラ」としてきちんと調査されるべき事案なのだと私は考えています。

そして、過度な忖度やパワハラを防ぐために、我々ひとりひとりが、相手の立場になって、きちんと考えて行動をすべきなのだと思っています。
「あっち」と「こっち」…考えるのが難しいのはどっち?

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