特別警報発令!大雨・洪水・土砂災害…火災保険でカバーできるのは…?

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西日本を襲った大雨。

何十年に一度の被害規模である特別警報も発令されました。

本記事執筆時点(7月8日深夜)において、死者45人超、不明者70名超となっています。

そして、私が住んでいる大阪も、2週間ほど前に、震度6弱の地震に襲われたばかりなのに…

今回も、大雨にやられました。

川の増水に、土砂崩れに、避難指示(緊急)。

私は、生死に関わるような被害を受けなかったので、まだマシなほうですが、大きな被害に遭われた方は、本当にお気の毒です。

大雨や土砂崩れで、住宅が壊れていく姿を見ていると、

「自然の脅威の前に、人間は無力である。」

ことを、改めて痛感させられ、なんとも言えない恐怖を感じました。

そんな中、私のことを心配してくれた知人から、次のような質問を受けました。

「今回のような災害で自宅を失ったとき、お金の話はどうなるの?」

同じような疑問をもつ人は少なくないのではないでしょうか。

そこで、今回は、災害などで、自宅が被害を受けたときのお金の話をしていきたいと思います。

火災保険の基本的な仕組み

自宅を購入するとき、普通は火災保険に加入することになります。

この火災保険。

その名前から、火事のときだけ力を発揮するものと思われがちですが、実は少しだけ異なっています。

まず、次の2点だけ押さえておきましょう。

①火災保険は、地震で発生した火事は対象とはならない
②火災保険は、火災だけでなく、水災もカバーする

①は、結構有名な話です。

地震が原因で起きた火事は、火災保険ではなく、地震保険で対応することになります。

地震保険は、火災保険のオプションになっていますので、加入するかしないかは、自分で決めることになります。

ご自身の火災保険を確認し、住んでいる地域のリスクを考えた上で、地震保険をつけるかどうか、改めて、検討するとよいでしょう。

ここでは、あまり知られていない②について見ていきたいと思います。

まずは、一般的な火災保険の補償内容を確認してみましょう。

①火災
②落雷
③破裂・爆発
④風災・ひょう災・雪災
⑤外部からの物体の落下・飛来・衝突など
⑥水漏れ
⑦騒じょう・集団行動など
⑧盗難
⑨水災
⑩破損などの偶然な事故による損害

これはあくまで基本形です。

火災保険は多様化しています。

①②③までがベース補償になっており、残りはオプション扱いとしている商品が多いです。

重要なのは、⑨の「水災」です。

このオプションは、自分で除外しない限り、おそらくデフォルトで、ついているケースが多いと思われます。

この場合、火災保険は、水災もカバーすることになります。

水災といえば、大雨やゲリラ豪雨などによる洪水や高潮、床上浸水などを指しています。

西日本で発生した今回の災害も、大雨が原因ですので、大半は、火災保険でカバーできるものと思われます。

ただし、水災に関しては、

・床上浸水であること
・損害の割合が30%以上であること

など、いくつか要件がありますので、ご自身の保険証書を、しっかりと確認していただければと思います。

火災保険で土砂災害は補償されるのか?

大雨の次にやってくるのは、土砂災害(土砂崩れ)です。

これも恐いですよね。

ニュースなどで報道はされていませんが、私の近所でも、あちこちで土砂崩れが発生しています。

特に、山沿いの道路は、通行止めの嵐です。

先ほど、私は、

「火災保険では水災がカバーされる」

と言いました。

しかし、この土砂災害はどうなるのでしょうか?

水には関係なさそうな気もしますが…。

いかがですか?

結論から言いましょう。

大雨や台風、ゲリラ豪雨から起こる土砂災害は火災保険の水災オプションでカバーすることができます。

土砂災害は、大雨によって引き起こされるケースが多いため、水災に含めることにしているのです。

ただし、水災ではない地震による土砂崩れは、地震保険でないとカバーできません。

火災保険の請求について言えば、火災によるものよりも、水災(土砂災害含む)や風災によるもののほうが多いのではないかと、私は感じています。

忘れられがちなので、注意しておきましょう。

火災保険に関するまとめ

まとめます。

【A】火災保険は、火事だけでなく、土砂災害を含め、水災をカバーしている
【B】火事や土砂災害でも、地震が原因だと、火災保険ではカバーできない

火事対策も重要ですが、大雨や洪水、土砂災害をカバーする水災は、発生確率が非常に高いです。

火災保険に加入している人は、まず、水災オプションがついているのかどうか、事前に確認しておきましょう。

これから自宅を買う予定のある人は、水災オプションを意図的に外さないようにしましょう。

【B】について、地震への備えは、地震保険のみがカバーできます。

必要に応じて、地震保険には加入するようにしましょう。

今回は、火災保険、つまり、お金の視点からの、災害復旧対策を見てきました。

しかし、実際は、お金の視点だけでなく、他にも準備しておくことが多いことに気づきました。

・自分の住んでいる地域のハザードマップを見たことがありますか?
・自宅に、水や食料の備蓄をしていますか?
・避難勧告と避難指示とのちがいが分かりますか?
・どこにどのように避難したらいいのか、自治体からの発表に目を通したことがありますか?

災害は、いつ何時に、発生するのか分かりません。

火災保険もそうですが、普段から、ある程度、リスクを想定して、いくつものシナリオをシミュレーションしておくことが、重要なのだと再認識しました。

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