ESG投資って、どういう意味?我々の生活との関係は?

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今回は、久しぶりに投資の話をしてみたいと思います。

あなたは「ESG投資」って聞いたことがありますか?

ここ数年、資産運用の世界で、よく耳にするようになってきた言葉です。

「そんなの、私には関係ないよ。」

そう言っているあなたの顔が浮かんできます(笑)

しかし、ESG投資はあなたの生活にも関係しているので、そうも言ってられない状況なのです。

とりあえず、言葉くらいは知っておきましょうか。

ESG投資とは?

ESGとは、

・Environment(環境)
・Social(社会)
・Governance(企業統治)

の3つの単語の頭文字を取った言葉になります。

これらの3つの視点に配慮した企業こそが、投資対象として評価されるという考え方が、ESG投資になります。

具体的に言うと、

・E(地球温暖化対策、環境破壊防止…など)
・S(女性従業員の活躍、人権保護…など)
・G(取締役の構成、不正行為防止、取引の透明性…など)

あたりが判断材料になってくると思われます。

これまで、投資家は、キャッシュフローなどの財務情報を判断材料にしてきました。

しかし、最近では、このESGを満たしているかどうかを判断材料とする投資家が増えてきました。

これは、世界的な動きになってきています。

なぜ、ESG投資が流行ってきているのか?

今から、10年以上前、このブログのタイトルにもある1級FP技能士試験の話。

学科試験の試験範囲として、「SRI」という言葉が頻出していました。

これは、社会的責任投資(Socially Responsible Investment)という意味で、社会的責任をきちんと果たしている企業に投資をしましょうという考え方でした。

SRIは、知る人ぞ知るような言葉だった気がしますが、月日は流れ、今まさに、似たような概念の言葉に注目が集まってきています。

ESG投資には、企業統治という概念が含まれていますが、環境や社会への配慮という点では、ほとんど同じようなものです。

なぜ、10年前には、さほど流行らなかった言葉が、今になって流行ってきているのでしょうか?

これは、個人的な意見になりますが、なんといっても、SNSによる影響が大きいのではないかと考えています。

10年前に、SNSはほとんどありませんでした。

しかし、現在は、ほとんどの人が、スマホを使ったSNSで情報をやりとりしています。

これにより、国民視点で、情報が拡散・共有されるスピードが格段に上がってきました。

企業の人権侵害・ハラスメント・環境破壊・不正行為などに対する社会の目が、非常に厳しくなってきているのです。

人権・ハラスメントなどの問題は、テレビのニュースや新聞などでも、毎日のように報道されていますよね。

それに伴って、財務上の成績はよくても、社会的によくない企業だと判断されれば、投資家は投資をしなくなってきました。

このため、ESGを遵守することが、非常に重要な判断ポイントになってきているのです。

ESG投資と私たちの生活との関連

「ふーん。やっぱり、私の生活と関係ないじゃん。」

そう思っている人もいますよね。

実は、ESG投資は、私たちの年金と密接に関係しているのです。

私たちの年金は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)という厚生労働省管轄の組織によって運営されています。

このGPIFが、外部の運用会社を通じて、ESG投資を実践しているのです。

GPIFは、私たちの年金という大切で大きなお金を運用しているので、中長期に渡って、安定的なリターンを確保する必要があります。

短期的なリターンを追求することに大きな意味はありません。

環境問題や社会問題に適応した企業が持続的に成長していくものと考えて、中長期的な視点で、その企業に投資をする必要があるのです。

逆に、人権問題や女性登用に関して、消極的な企業には、投資をしないという方針になりつつあります。

まさに、ESG投資です。

ある海外の政府は、ESGを満たさなかった石炭会社への投資をやめています。

地球温暖化に逆行する企業は、世界的に見放されていく時代がやってきているのかもしれません。

私たちの大切な年金の運用に、ESG投資の考え方が採用されていることが分かりました。

さらに、私たち自身も個人投資家となりうることを考えれば、ここでもESG投資が注目されてきています。

労働時間が長いと言われるブラック企業、パワハラ・セクハラが横行している企業などは、世界の投資家からは見放され、私たちの持っている株の価格に影響があるかもしれません。

女性管理職の少なさも、今後は投資家の目に止まってくるでしょう。

いろいろと問題のある働き方改革ですが、一時的なブームや、不平不満だけでなく、本気で取り組み、ESGを満たす方向に舵を切ってほしいと思います。

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