法人の口座でFX取引することのメリットとデメリット

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現在、私はフリーランスとして、法人を立ち上げ、さまざまな事業を展開しています。

法人を立ち上げる前の会社員時代、私はFXの個人口座を開設し、米ドルやトルコリラといった通貨でFX副業をしていました。

しかし、個人口座でFX取引をすることには限界があることに気づきました。

儲かった時も、損をした時も、どちらも、それほど旨味がないのです。

私の目指す

「負けないFX」

が、なかなか軌道に乗らない状況でした。

しかし、法人化して、FXをひとつの事業とみなすことで、いろいろとメリットがあることが分かりました。

今回は、そのメリットおよびデメリットを簡単に紹介していきたいと思います。

FXの法人化とは?

「FXの法人化」とは、具体的には、法人名義のFX口座を開設し、会社の事業としてFXの取引を行うことを指しています。

つまり、あなたが会社員であったとしても、個人事業主であったとしても、今回の話の大前提としては、何らかの法人を立ち上げておく必要があります。

ほとんどのFX投資家は、個人口座で取引を行っているのではないかと思います。

しかし、法人口座でFX取引を行った場合、個人口座にはないメリットがあるのです。

FXの法人化のメリット

法人口座でFX取引を行うメリットは5つほどあります。

①最大9年まで損失の繰り越しが可能

FXを個人口座で行った場合、確定申告することで、損失を最大3年ほど繰り越しすることができました。

しかし、FXを法人口座で行った場合、最大で9年まで損失を繰り越しすることができます。

例えば、1年目にFXで50万円の損失を出したと仮定します。

この50万円の損失は翌年に繰り越すことができます。

そして、2年目に90万円の利益が出た場合、繰り越した50万円の損失と合わせて計算することができます。

つまり、90万円−50万円=40万円の利益に対して、税金がかかってくることになるのです。

利益と損失がトントンだった場合は、ほとんど税金がかからないケースもでてくるでしょう。

これは大きなメリットとなります。

②損益通算が可能

FXを個人口座で行った場合、FXの利益は雑所得扱いとなり、他の所得と合計して税金の計算をすることができません。

しかし、FXを法人口座で行った場合、他の所得と損益通算することができるようになります。

FX以外の事業が大幅に黒字であったとしても、法人口座でのFXが赤字であれば、トータルで支払う税金は0になります。

このため、FXはハイリスク・ハイリターンではなく、あなたの事業をリスクヘッジする手段ともなり得るということです。

③スワップポイントにかかる税金の軽減が可能

個人でも法人でも、ポジションを保有しているときに発生するスワップポイント(利息のようなもの)は、利益となるので、きちんと申告する必要があります。

しかし、法人では、ポジションを決済していない状況においては、含み損(評価損)も申告することが可能となるのです。

具体的な例で見ていきましょう。

スワップポイントの利益が年間50万円だったとします。

しかし、年度末において、ポジションの評価損が50万円だった場合、結果的に損益は0円となるのです。

個人口座で行った場合は、評価損は考慮しませんので、スワップポイントの利益である50万円に対して税金がかかりますが、法人では、1円も税金がかからないのです。

スワップポイントにかかる税金を含み損で相殺することができるのは、トルコリラなどの高金利通貨に投資をする人にとってはメリットが大きいのかもしれません。

④経費の範囲が拡大

法人をつくるときに、FXを事業として行うことを、会社の定款で定義しておきます。

すると、FXはあなたの法人の立派な事業となりますので、FX取引に関する支出は、ほぼ経費とすることができます。

個人でFX取引を行なっている場合は、なかなか経費化できませんので、これは大きなメリットになります。

事務所の費用だったり、書籍代であったり、プロバイダー費用であったり。

FXで経費がたくさんかかると、法人税はもちろん安くなりすし、役員報酬をコントロールすることで、所得税も安くすることが可能になります。

⑤高いレバレッジをかけた取引が可能

個人口座で行うFXは、国内で最大25倍のレバレッジしかかけることができません。

海外のFX会社を使うと、25倍以上のレバレッジをかけることも可能ですが、怪しい業者も多く、リスクも高いです。

しかし、法人口座としてFXを行う場合、国内のFX会社でも25倍以上のレバレッジをかけることが可能になります。

通貨ペアごとに、毎週レバレッジが見直しされるイメージです。

このため、法人口座では、個人口座よりも、大きな取引ができるようになります。

FXの法人化のデメリット

ここまで、法人口座でFX取引をするメリットについて見てきましたが、もちろん、デメリットもあります。

代表的なものを3つほど挙げましたので、順番に見ていきましょう。

①法人設立に費用がかかる

FXで法人口座を開設する前提として、まず、あなたが法人を立ち上げておく必要があります。

「株式会社」や「合同会社」などが、具体的な法人の形となります。

一般的には、「株式会社」が有名ですが、立ち上げの初期費用だけで、25万円くらいかかります。

私も立ち上げている「合同会社」でも、初期費用ということで10万円くらいかかりました。

設立後も、毎月の税理士費用など、法人を維持するためには、さまざまな費用がかかってくるため、注意しましょう。

②利益を自由に使えない

個人口座のFXで利益がでた場合、そのお金はあなたが自由に使うことができます。

しかし、法人口座は、あなたのものではなく、法人のものです。

あなた個人がたとえ社長であったとしても、勝手に引き出したりして自由に使うことはできません。

この点で、制約があることに注意しましょう。

③利益の置きっ放しが不利になる

FXの個人口座では、決済されたときの利益に対して課税されます。

しかし、法人では、含み益も課税の対象となります。

実際に利益が確定していない状態であるにも関わらず、税金が発生することになるのです。

個人でFX取引を行なっている場合には、考えづらいことですので、注意しましょう。

まとめ

以上、FX取引を法人口座で行うことの5つのメリット、3つのデメリットを見てきました。

FX取引を行う場合、個人口座よりも法人口座のほうが、何かとメリットが多いように見えます。

しかし、法人を設立・維持運用するためには、それなりのコストがかかります。

このため、現在、個人でFX取引を行なっている人については、無理やり、法人を立ち上げてFXをする必要はないと思います。

ただ、すでに法人を立ち上げて、FX以外の事業を行なっている人については、事業のリスクヘッジとして、法人口座でFX取引を行うことを検討するのもひとつの手だと思います。

法人でFX取引を行うと、大きな取引で大きく儲けることができます。

損失を出しても、時間的・事業的に、リスクを分散することもできます。

私は、自分の法人を立ち上げたことで、FX取引も、個人口座から法人口座に鞍替えしました。

上記のメリットを勘案し、私は今後も長期的にFXの法人口座を運用していくことになりそうです。

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