医療費控除・高額療養費制度・傷病手当金・障害年金…セーフティネットの仕組み

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あなたは次の4つの言葉を聞いたことがありますか?

①医療費控除
②高額療養費制度
③傷病手当金
④障害年金

これらはすべて、あなたが怪我や病気になったときに、あなたを経済的に助けてくれる頼もしい制度です。

民間の保険会社でよく分からない医療保険に加入しなくても、結構、手厚いサポートを受けることができるのです。

幸か不幸か、私はすべて経験・活用してきましたので、今回はその仕組みと体験談を紹介していきたいと思います。

①医療費控除

あなたは1年の間にどのくらい病院に通っていますか?

病院とは無縁の人もいれば、定期的な通院を必要としている人もいると思います。

人は体が資本ですので、病院に行くことは重要ですが、結構、お金はかかりますよね。

あなただけでなく、家族の誰かが病気になって医療費がかかることもあるでしょう。

こんなときに、あなたの味方になってくれるのが、「医療費控除」という制度になります。

まず、1年間にかかった医療費をすべて計算してみましょう。

あなたの医療費だけでなく、あなたの家族の医療費も一緒に計算してみて、もし、合計10万円以上であれば、医療費控除を受けることができます。
(総所得金額が200万円未満の人は、10万円ではなく、総所得金額の5%が基準額となります。)

医療費控除制度では、確定申告をすることで、税金がちょっとだけ安くなり、給料から差し引かれた税金が少し戻ってくることになります。

対象となるのは、入院・通院費用、差額ベッド代(治療に必要な場合のみ)、それに、通院に要した交通費も含まれます。

また、病院で出た食事代、家族以外の付添人を依頼してかかった付添費用や交通費、医療機関によるデイサービスや在宅介護費用も対象となります。

更に言えば、人間ドックを受け、重大疾病が発見され、そのまま治療に入ったという場合には、人間ドックの費用も控除の対象となります。(人間ドックで異常が発見されなかった場合の人間ドック費用は医療費控除の対象にはなりません。)

あなたの家族の1年間の医療費を合計したら、そこから10万円を差し引きます。

この金額が医療費控除額となります。

ただし、医療費控除額がそのまま戻ってくるのではなく、医療費控除額にあなたの所得税率をかけた額が実際に戻ってくることになります。

例えば、所得が200万円くらいの人で、家族合計で年間16万円の医療費がかかった場合、医療費控除額は16万円−10万円=6万円になります。

所得が200万円くらいの人の所得税はだいたい10%くらいですので、6万円*10%=6000円が実際に戻ってくることになります。

病院の領収書などはきちんと保管・管理しておく必要はありますが、

「今年は医療費が大きいかも?」

と感じた人は検討してみる価値はあると思います。

②高額療養費制度

あなたが、大きなケガをして、1ヶ月ほど入院することになったときのことを考えてみましょう。

このとき、医療費が100万円ほど、かかったとします。

大変な出費ですが、あなたは、運良く、健康保険に加入していました。

健康保険では、自己負担が3割です。

このため、あなたは、銀行から30万円ほどお金を下ろしておけば安心なのでしょうか…。

いえ、実はそうではないのです。

あまり知られていませんが、健康保険には「高額療養費制度」というお得な制度があるのです。

詳しくはこちら:健康保険を活用しよう!お得な高額療養費制度の正体とは?

③傷病手当金

傷病手当金に関しては、私のブログでも質問や問い合わせがかなり多いテーマになります。

会社員の特権といってもいい、すさまじいセーフティネットですので、興味のある人が増えてきているのでしょう。

傷病手当金とは、会社員がケガや病気になり働けなくなった場合、療養中の生活費を保障するために、健康保険組合から支給される手当のことを指しています。

傷病手当金の制度では、ざっくり言えば、給料(正確には標準報酬月額)の約3分の2の金額が、最長1年6ヶ月の間、支給されることになります。

私はうつ病になって会社を辞めた経験がありますが、このときに1年ほど、傷病手当金のお世話になりました。

傷病手当金の仕組みについては、ネット上のあちこちで見つけることができます。

しかし、経験者した人にしかわからない、傷病手当金から会社への復職するときのノウハウについては、なかなか目にすることはありません。

そのあたりのことを書いたのが次の記事になります。

問い合わせのかなり多いオリジナル記事になりますので、興味のある人は、参考にしていただければと思います。

参考:休職から復職へのステップ…傷病手当金の受給に潜む落とし穴とは?

④障害年金

老後に2000万円不足するという年金問題が騒がれています。

参考:老後に2000万円必要と金融庁が公表…人生100年時代に私たちがすべきこととは?

このため「年金=老後」というイメージが強いですが、実際、年金は老後にもらえるものだけではありません。

怪我や病気をしたときや家族が亡くなった時にも年金をもらうことはできます。

前者を「障害年金」、後者を「遺族年金」といいます。

一般的に言われている老後の年金は「老齢年金」といいます。

実際、年金は3種類あるのです。

私は現在46歳ですが、上記3つの年金のうち「障害年金」をすでに受給しています。

うつ病により、フルタイムで働くことができなくなったためです。

このあたりの経緯については、次の記事で紹介しています。

参考:若くても年金をもらう画期的な方法…障害厚生年金3級はリハビリ年金

障害年金は、怪我をした人や病気の人、精神疾患で職場復帰が困難な人にとって、本当に心強い制度です。

ぜひ、ご一読いただければと思います。

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